装具治療について

整形外科では医療用装具を用いた治療が広く行われています。
医療用装具は既存の製品を用いる場合と専門技師による採型をして作成するオーダーメードの装具があり、様々な状況で使い分けています

当院では毎週水曜日午前に装具外来(武内義肢装具製作所)を行い、適切な治療の実行に努めています。
株式会社武内義肢製作所

株式会社武内義肢製作所

装具治療の適応について

  • 術後の組織安静・運動補助
    脊椎の術後のコルセットなど
  • 骨折や靭帯損傷の保存治療の補助
    ギプス固定の期間が終了すると運動訓練を開始しますが、運動強度を安全に高めるため用います。
  • 私生活での姿勢補助・作業補助
    PC作業が多い仕事、美容師など手指の細かい作業が多い仕事、昔の捻挫の痛みが残存している状態。その他、日常生活での膝関節・足関節・手関節・手指の痛みなど

など、多くの状態に使用されます

インソールについて

また、特定の病状でインソール(靴の中敷き)を用いた治療が行われています。

  • 変形性膝関節症
    股関節から足にかけてのバランスが痛みの原因になることがあり、インソールを用いて立位のバランスや歩行を調整すると痛みが安定します
  • 足部の痛み
    外反母趾・強剛母趾・足底腱膜炎など様々な病態に適応があり、局所の安静を保ちつつ歩行ができるようになります