ロコモティブシンドロームとは
近年、高齢化に伴い、介護の要する方々は増加しており、当院や豪徳寺・梅ヶ丘駅周辺にも訪問看護ステーションなどが増設されるのをよく見かけます。さらに、その原因で増えているのが整形外科の疾患です(筋力低下による廃用・骨折による歩行障害など)。そのため、本邦の長寿化に伴い身体の健康維持が極めて重要です。整形外科では運動器という健康と直結した臓器の診療を担うためその役割は重要で、ロコモティブシンドロームという症候が提唱され、運動能力の維持・向上が推奨されています。ロコモティブシンドロームとはいわゆる病名とは異なり、これだけでは保険診療は受けられません。整形外科に受診する方々は、変形性膝関節症・腰部脊柱管狭窄症などに伴う痛みやしびれから運動能力が低下してロコモディブシンドロームと判断されます。整形外科に通院されていない方でも、後述するロコモ度のチェックで自身の状態を判断できますし、たとえロコモ度が低くとも将来的な廃用を見越して運動習慣を身に着けておくことが極めて重要です。
ロコモ度測定
以下のテストを行うことでロコモ度を測定しています。
また、これらのテストをもとにしてロコモ度が分類されます。
- ロコモ度1
- 立ち上がりテスト片脚40cm不可・2ステップ1.3以下・ロコモ25が7点以下のどれか1つが当てはまる場合
- ロコモ度2
- 立ち上がりテスト両脚20cm不可・2ステップ1.1以下・ロコモ25が16点以下のどれか1つが当てはまる場合
- ロコモ度3
- 立ち上がりテスト両脚30cm不可・2ステップ0.9以下・ロコモ25が24点以下のどれか1つが当てはまる場合
これらでロコモ度を確認します。
ロコモ度3に該当する際は骨や筋肉に障害がでている可能性が高く一度、ご相談ください。もちろん治療次第で改善が期待できますし、一番大切なのは自身で改善させる努力をすることです。
分からないことはいつでもご相談ください。