• 9月 15, 2023
  • 9月 1, 2023

骨粗鬆症の内服治療の合併症について

骨粗鬆症の内服治療では色々なものがありますが、いかなる薬剤でも合併症の発生率を0にする事は出来ません。そのため骨粗鬆治療の薬剤での合併症は起こりえます。

今回、骨粗鬆症の治療薬の中で特にビスホスホネート製剤・抗RANKLモノクローナル抗体製剤で発生すことのある有名な合併症について紹介させていただきます。

顎骨壊死

顎骨壊死には様々な原因がありますが、骨粗鬆症の治療をしているとまれに起こることがあります。重症化すると感染症などを併発し手術を要することも多いため注意が必要です。発生率は0.01-0.001%程度を少ないものの骨粗鬆症治療との関連が指摘されています。そのため歯科での治療中で当該薬を内服していた場合は休薬ないし薬剤の変更が望ましいとされています。しかし、薬剤によっては年1回・半年に1回・月1回・週1回などに分かれるます。そのため、いつから休薬するかいつから歯科治療を開始するかは適宜相談する必要があります。現在では整形外科医も歯科医も顎骨壊死に関しての情報の共有の当たり前のようになっています。

大腿骨非定型骨折

 ビスホスホネート製剤・抗RANKLモノクローナル抗体製剤を長期に使用することで起こりえます。骨吸収を抑制しすぎたために起こる骨折をであり、一般的に転倒による骨折とは明らかに違った骨折(骨幹部の横骨折)が発生します。高率に手術を要する骨折であるためビスホスホネート製剤・抗RANKLモノクローナル抗体製剤を長期に内服されている際には注意が必要です。

上記のもの以外にもCa値の異常や消化器症状などありますが、いずれも定期的な検査をしっかり行えば対処できる可能性が高いと考えます。

骨粗鬆症の内服治療は現在も日々進歩しています。可能な限り最新、最良のものを選択したいと考えております。 いつでもご相談下さい。

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