- 8月 18, 2023
- 10月 28, 2024
頚肩腕症候群について(頚椎症・頚椎症性神経根症・胸郭出口症候群・肩関節周囲炎・腱板損傷など)
整形外科の外来では腰痛についで多いのは頚部や肩関節周囲の痛みの相談です。
頚椎は7つの骨から形成されており8本の神経が分岐します。また、その後、神経は数本の管になり、さらにそれらが分離・結合をして抹消に伸びていきます。さらに神経のメインルートの他にそれぞれが小さな枝を出しておりそれらが固有の症状をだあすこともあります。
また、筋肉に関してもぼう脊柱筋の他に胸鎖乳突筋・僧帽筋・広背筋なども密接に関り合い頭部の回転や支持も担っています。
さらに労働と症状とが密接に関連することも多く、特にパソコン業務や事務作業などをされている方が多く来院されます。
次に肩関節に関しても上腕骨と肩甲骨・鎖骨で形成されています。特に肩甲骨は様々に筋肉の起始停止があり多くの神経支配を受けており多彩に症状を呈します。
そのため、ただ頚部周囲の痛みがあるだけでも原因や治療は多彩であり諸々を含めて頚肩腕症候群とまとめられることが多くなってきています。
これらは診断に難渋することも多いため、治療初期から大学に紹介されてくる方も本当に多くいました。
しかし、頚肩腕症候群は根気強く治療をすれば確実に改善が望めます。基本的には投薬とリハビリを中心に行なっていきますが、痛みが強い際は注射などで積極的に痛みをとりに行くことも必要です。さらに、最近では超音波を用いて末梢神経のハイドロリリースをすることで痛みや痺れが有意に改善していくこともあり多くあります。
まずは診断が最も大切なため、何かあればいつでも相談してください。
頸椎症性脊髄症・神経根症 (jikeidaisan-seikei.com)
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