- 10月 6, 2023
- 6月 11, 2025
ロコモティブシンドローム・フレイルは高齢者に生じる大きな問題です。正しい知識を身につけましょう!
世界的にも類を見ない超高齢化社会の中で注目されている言葉にロコモティブシンドローム(以下、ロコモ)があります。
ロコモとは運動器の障害のため移動機能の低下した状態のことを言います。ロコモ状態になるとQOLの著しい低下を招き、介護になる可能性も高くなることから医療費の高騰や介護人員の増大などが懸念されます。そのため、若年層からの運動器機能の維持が非常に大切です。
ロコモの評価として
- 立ち上がりテスト
片脚または両脚で10.20.30.40cmの高さから立ち上がれるかを測定します。
(1) 立ち上がりテスト:ガイドムービー – YouTube
- 2ステップテスト
バランスを崩さない範囲でできるだけ大股で2歩歩き、その距離を身長で割って算出します
- ロコモ25
それぞれ25個の質問に答えてロコモ度を算出します
2020locomo-testresultSheet0908 (locomo-joa.jp)
また、これらのテストをもとにして
ロコモ度1:立ち上がりテスト片脚40cm不可・2ステップ1.3以下・ロコモ25
が7点以下のどれか1つが当てはまる場合
ロコモ度2:立ち上がりテスト両脚20cm不可・2ステップ1.1以下・ロコモ25が16点以下のどれか1つが当てはまる場合
ロコモ度3:立ち上がりテスト両脚30cm不可・2ステップ0.9以下・ロコモ25が24点以下のどれか1つが当てはまる場合
のようにロコモ度が分類されます。
もちろん、ロコモ度が3だから治療ができないや手術ができないなどはありません。あくまでロコモにならないために予防をしましょうということです。また、ロコモに該当した方でも意識をもって機能回復の取り組めば回復する可能性もあります。
是非、知識としてご活用ください。
当院でのリハビリメニューや機能評価の尺度にも取り入れ行く予定です。
最後に
ロコモはフレイルやサルコペニアと同じカテゴリーで説明されることもおおくあります。こちらも参照してみてください。
フレイルの診断 | 健康長寿ネット (tyojyu.or.jp)
ロコモティブシンドローム|世田谷区松原の整形外科・内科なら【梶原クリニック】
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