• 7月 8, 2024
  • 6月 7, 2024

 装具治療は、注射やリハビリなどに比べて地味ではありますが、確実な効果が期待できます!

装具治療の魅力と効果について

装具治療は、注射やリハビリテーションと比べると地味に感じられるかもしれませんが、その効果は確実であり、他の治療法と組み合わせることで相乗効果を生み出すことができます。本記事では、装具治療の具体的な効果と適応疾患について詳しくご紹介します。

装具治療の基本概念

装具治療とは、患者の身体の特定部位に対して支えや安定を提供するために設計された装具を使用する治療法です。これにより、痛みの軽減、機能の改善、そして生活の質の向上を目指します。装具は、適切に使用されることで、日常生活の動作をサポートし、他の治療法の効果を高める役割を果たします。

装具治療の具体的な効果

  1. 痛みの軽減: 装具は、痛みを引き起こす部位に対する圧力を分散させ、負担を軽減することで痛みを和らげます。これにより、患者はより快適に日常生活を送ることができます。
  2. 機能の補助: 患部の機能を補助することで、動作の改善や再発防止に役立ちます。例えば、膝の装具は膝関節の安定性を向上させ、歩行を楽にします。
  3. 治療の相乗効果: 装具を使用することで、リハビリテーションや薬物治療の効果を高めることができます。装具が患部を安定させることで、リハビリ運動がより効果的に行え、治癒が促進されます。

主な適応疾患と装具の役割

  1. 変形性膝関節症: 変形性膝関節症は、膝関節の軟骨がすり減ることで生じる痛みや炎症を伴う疾患です。専用のインソールや膝装具を使用することで、膝関節の負担を軽減し、痛みを和らげることができます。また、装具によって膝関節の安定性が向上し、歩行が楽になります。
  2. 外反母趾: 外反母趾は、足の親指が内側に曲がることで生じる痛みや変形を伴う疾患です。専用のインソールを作製し、歩行時の荷重を調整することで痛みを軽減させ、変形の進行を防ぐことができます。
  3. 脊椎圧迫骨折: 脊椎圧迫骨折は、高齢者に多く見られる骨折で、背骨の一部が圧迫されて潰れることによって生じる痛みや機能障害を伴います。体幹装具を使用することで、体幹の動揺や応力を調整し、骨折の進行を予防します。これにより、痛みの軽減と共に、日常生活の動作が安定します。
  4. 母指CM関節症:手指の使い過ぎで起こる関節も摩耗が原因とされています。へバーデン結節などを発症様式は似ていますが、母指の装具治療はより高いレベルで推奨されています。母指をあまり使用しないようにと言われても不可能なことが多く、装具をつけて痛みを抑えることで普段通りに近い生活を行うことが目標です。

装具治療の適応と保険診療

装具治療は、上記の疾患以外にもさまざまな症状に対応可能です。医師の指示のもと、個々の症状に適した装具を選定し、患者のニーズに合わせてカスタマイズすることができます。また、多くの装具は保険診療の対象となるため、経済的な負担を軽減しながら治療を受けることができます。

装具治療の相談とサポート

装具治療は、専門的な知識と経験が必要とされるため、専門の医療機関での相談をお勧めします。装具の選定からフィッティング、使用方法の指導まで、専門の医療スタッフがサポートします。装具の効果を最大限に引き出すためには、正しい使用方法と定期的なチェックが重要です。

終わりに

装具治療は、地味に感じられるかもしれませんが、その確実な効果と他の治療法との相乗効果を考えると非常に有効な治療法です。変形性膝関節症、外反母趾、脊椎圧迫骨折など、さまざまな疾患に対応できる装具治療を積極的に取り入れることで、痛みの軽減と生活の質の向上を目指しましょう。いつでもご相談ください。

装具治療|【梶原クリニック】 (kajiwara-clinic.jp)

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